東京の本番が、2週間後に迫ってきましたね。大手・個人の塾では、追い込みをかけている頃かなと思います。「こうなったら、ギリギリまで詰め込んで、ギリギリまで伸ばしたい!」と考えているお母様も多いでしょうし、「いくらやっても、安心できるレベルまで来ていない、不安が拭えない」などの気持ちをお持ちでいらっしゃる方も多いと思います。
しかしながら、そのような焦った気持ち、ストレートにお子様に伝わります。
という訳で、今回は、私からの直前のMessage1として「心穏やかに過ごす」ということを言いたいと思います。言い方を変えれば、もう開き直っちゃいましょ!ということです。
難関女子校を受験される方はやるべきことが多いですから、一日のスケジュールがびっしりなのでは?とお察し致します。また、ペーパーの難関校を受験される方は、応用問題や過去問を解くことが、合格のカギになると頑張っていらっしゃるのではないかしら? 幼児教室によっては、本番前日の夜遅くまで、授業に来させるお教室もありますからね。その状態が続いたら、本番までに、お子様も疲れますし、お母様も疲弊しますよ!
極端な話をしましょう。受験前のこの時期、割と多いのが事故です。どんなに気を付けていても、実際にそういうハプニングに遭ったという方は、少なくありません。例えば、願書に書いた鉄棒の逆上がり、雲梯の1つ飛ばしの練習に公園へ行きケガをしたという話、結構、聞きます。鉄棒や雲梯の練習をしていたのならわかりますが、全く違うことで、例えばブランコや滑り台で、通常ではあり得ないことが起こるのです。ちょっとの気の緩みなのですが、それは疲れているからに違いありません。
そして、特に気を付けなければならないのは、風邪薬。鼻水が出ていたり、咳をしていたりすると、悪化しないように風邪薬を飲ませます。普段なら、それ位の症状では気にしないのに、大事をとって飲ませてしまうのです。そして大体は、子どもからお母様もうつる、またうつしたら大変!と思って、一緒に薬を飲んでいる場合が多いです。その薬のせいで、頭がぼーっとして交通事故に遭ってしまった。。。。。ということ、私が知っているだけでも、何件かあるのですよ。幸い、一件を除いて大きな事故に繋がることなく、お試験を受けられましたが、そのショックは相当なものです。(お1人のお子様は、交通事故で足先を骨折し、直前に入院しましたが、車椅子で受験を許された学校に合格しました)
本当にあり得ないことが起こる時期なのです。うちは絶対に大丈夫と言うことは、ありません。ですから、この2週間は「心穏やかに過ごして」欲しいのです。それは、何もするなという意味ではなく、今まで通りに過ごすことです。そして、お母様が感情的にならないことが一番大切です。
もう1ついうと受験が終わったお子様に、「お教室も全部終わって、行かなくても良いし、嬉しいんじゃない?」と聞くと「お母様が優しくなって嬉しい」という答えが一番多いのですよ・・・・・お子様には、お母様の頭のツノが見えるらしいですよ(笑)