「自分自身の時間」

 緊急事態宣言が解除され、園や幼児教室も今日から少しずつ動き出すようです。まだまだ、感染しないように個々が気を付けなければいけない状況ですが、リアルでお友達に会えるのは子ども達にとって大切なことですし、嬉しいことに違いありません。これからは、徐々に外に出て、リハビリをしながら、コロナウィルスと上手に付き合っていくことが必要になると思います。

今回は、お母様方の視線について考えたく「自分自身の時間」と題して、お話しようと思います。

 以前「笑顔」の時にも少し触れましたが、例年ですと、受験準備の一年の中で、最もお母様方から笑顔が消えるのが6月だと感じます。(あくまでも私の感覚です)理由は、模擬テストの結果と学校説明会の影響ではないかということも、お話してありました。それはお母様が過度に「お子様のことに集中し過ぎる時期である」ということです。今年は、模擬テストや学校説明会のプレッシャーが無いかわりに、この自粛生活でお母様とお子様の距離が近かったことで、やはり同じような状況になっているのではないかと推察しています。本番が数か月後に迫って来たという圧迫感もあるでしょう。たぶん、一番辛い時期だと思います。

 しかし、私が今まで見て来たお母様の中には、この時期を淡々と過ごし、感情のアップダウンも見受けられないまま、本番を迎えられる方もいらっしゃいました。(後から聞くと、辛い時期であったとおっしゃいますけど(笑))そういう方は、どんな風な心構えでいらっしゃるのかな?と、好奇心旺盛な私は、面談の時に根掘り葉掘りコツを聞き出して参りました。

 それぞれご家庭の事情や、個人の性格などもありますが、ひと言でいえば「自分の時間」を持っている方が多いと分析しています。お仕事であったり、趣味であったり、または兄姉弟妹がいらっしゃるなど、お子様1人に集中せず、意識を分散させているということです。

 このことは、子ども達の調子が8月後半になると戻るということが証明しています。なぜかと言えば、8月になるとお母様方が願書に集中するからです。9月になってから書き始めたのでは遅いですよ!と幼児教室からも助言があるかと存じますが、お母様の目が少し逸れることにより、お子様はなんとなく感じていた無言の圧力から抜け出て、途端に、一皮剥けたかのように生き生きとします。もちろん、それまで日々を大切に、コツコツと学んできたことが大前提ですが。

 ずっと、この時期をどうやって過ごしたら、お母様方の心の平穏を保てるか、子ども達が笑顔でいられるか、を考えてきました。なんとなく上手く行った年もあります。また逆に、全体的に落ち込みが激しい年もあり、何組かの親子が険悪なムードのまま、秋を迎えてしまうこともありました。

 というわけで、この時期はお子様に一点集中しないように、お母様はお母様自身、自分の時間を作ることを、強くお勧めしたいと思います。何か自分の為のお勉強でも良いですし、趣味でも良いです。「お子様がお勉強をする時に、お母様もお隣で本を読む」とか「お子様が巧緻性の練習をしていたら、お母様は願書のネタを整理する」など、とにかくお子様の一挙手一投足を隣でじーっと見ていることがないようにしましょう。

 そして、お休みの日はお父様に頼んで、お子様から離れて、好きなことをやっちゃいましょう!

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