今年の夏は、気象庁の予報通り「猛暑」となりました。そして、まだまだ残暑が続くようです。夏休み中も休まずに受験準備をされた方々、よく頑張りましたね。いよいよ9月です。
さて、本日のテーマは「休憩しましょう」です。
「これから本番が始まるのに、そんな余裕はありません」と言われてしまいそうですが、この時期の休憩は、秋に向けて最も重要になりますので、最後まで読んでくださいね。
普段から、お子様の体調を考えて、お昼寝をさせたり、睡眠時間を確保することをして差し上げていることと存じます。が、いかがでしょう?以前よりも、モチベーションが下がっていたり、動きが緩慢であったりしていませんか?
遊んでいる時も、すぐに座りたがる、寄りかかる、寝そべる等の様子が見られる時は、相当お疲れかも知れません。本来、子どもは「遊ぶ」となると、やたら元気になりますからね。また、目の輝きを見ると、パワー全開の時とエネルギー不足の時の違いがわかりますので、よ~く観察して下さい。
以前にも書きましたが、急にマスクを外したことで、今年は様々な伝染病が流行っています。あまり取り沙汰されてはいませんが、コロナも未だに罹患する人が多くいることも事実です。
大人は、ある程度の免疫を持ってからのコロナ禍でしたが、子ども達は生まれて2~3年でマスク生活を余儀なくされました。病気を予防できるという利点もありましたが、幼い時にうつりながら蓄えられていく免疫力を付けることができなかったというデメリットもあります。
幼稚園や保育園で、マスクの着用がなくなってから、立て続けに感染症にかかっており、欠席が多くなってしまったお子様もいらっしゃいます。夏休み明け、園生活が始まると共に、そのような事態にならないように気を付けたいですね。
手洗い・うがいの習慣をつけることや、マスクを着用することも予防になりますが、一番良いのは、健康な体を作ることです。様々な菌に負けない強い身体を維持するには、休息(睡眠や静かな時間)を十分に取ることが必要になります。
9月になったことをきっかけに、是非、日々のスケジュールを見直して下さい。
更に、年長さんに関しては、1週間の予定も少し緩めていきましょう。
今後は「直前講習」「学校別授業」プラス「模擬テスト」が入ってきます。更に、お試験が早い学校では「本番」「事前面接」がありますね。その時期のスケジュール管理を、併せて考えて欲しいのです。
夏から秋にかけて、お子様がボソっと「私、忙しくて全然休んでない」「ぼく、遊ぶ暇がないんだ」とボヤくのをしばしば耳にします。そのことをお母様に報告すると「いいえ、昨日も公園に行って遊ばせました」「幼稚園の後、お友達と園庭で汗びっしょりになるまで遊ばせました」とおっしゃいます。
その答えを聞いた時、私は「では〇曜日は空いている日なのですか?」と質問します。すると「いいえ、幼稚園の後、○○塾に行く日なので、その前に遊ばせるのですよ。」「他のお友達は?」「うちだけ、途中で連れて帰るのです」「ほぉ・・・・・。」のような会話になります。
これってお母様は遊ばせたつもりなのですが、お子様は全然遊んだと思っていない、遊んだことにならないのですよね。子どもってそういうものでしょう。特に、他のお友達がまだ遊んでいるのに、自分だけ帰るというのは、どんな気持ちだと思いますか?
1週間、塾やお稽古事に加え、土日も模擬テストなどで、休息する日が一日もないお子様は、例え午前中だけ、午後だけとスケジュールを空けたとしても、全然休んだ気にはなっていないことを理解して下さい。
これからの時期は、意識的に「この日は何も予定がない日」を作ってください。その日は、行き当たりばったりの自由な時間です。お子様がやりたいことを存分にさせて下さい。それは、今まで学習してきたことを、生き生きと出すための、大事な時間になります。
「みっちり勉強して疲れ果てて寝る」のと
「やりたいことを思う存分して満足して寝る」のと
どちらが良い睡眠になるでしょうか?
それは、例えば、面接の時、先にあげた「全然休んでいない」と思っているお子様のお顔と、自分の自由な時間を持っている「次の休みの日はあれをやろう」と思っているお子様の顔に、はっきりと差が出ます。
さあ、どちらを選択されますか? そういうことです!
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