お母様方からの「お行儀が悪いんです」「姿勢がすぐに崩れてしまいます」というお悩み、少しずつ減ってきました。(現年長さんの話です)
塾業界の新学期(11月)から半年以上経ちますし、幼稚園や保育園で「年長さん」に進級してからも3ヶ月が過ぎようとしていますので、自覚も出て来た頃ですね。
今回は、更に 良い姿勢が定着するヒントを提案します。
「自信を持つことで、自然と姿勢が良くなる」というお話です。
普段から、体操の時はもちろん、ペーパーのお勉強の時も、先生やお友達の話を聞く時でも、姿勢については常に意識をさせ、「きちんと背筋を伸ばしフラフラ動かない!」とお約束をしています。
姿勢が崩れると血流が悪くなり、脳に血液が流れていきません。よって、頭がぼぅっとして欠伸がしたり、身体の隅々にまで意識が行かず、だら~とした姿になります。また、手悪戯をしたり、足を動かす行為は、集中力を欠くことになりますね。
幼児なので、まだ体力がない場合もありますし、筋肉ができていないこともありますが、逆に、正しい姿勢を保つことで、筋肉が育つという発想にもなりますので、普段から気を付けて頂きたいと思います。
さて、年長の子ども達の姿勢が改善されるのは、個々人に違いはあるものの、大体同じ時期で、秋の受験本番までの間に、2回のチャンスがあります。
1回目は4月です。学年が1つ上がるというのは、お子様にとって重要なステップになります。特に年長さんになる時は、幼稚園や保育園で一番大きいお兄さん、お姉さんになる!という自覚を持ち、「カッコ悪い姿は見せられない」と思うようになります。4月は緊張した時間を過ごし、実際にそれが現れてくるのはG.W明け、そして今の時期に徐々に身に付いてきます。
そして2回目は、夏休み明けです。夏は、子どもの体の成長が著しい時期です。早起きの習慣をつけ、散歩に行ったり運動をしたり、また、日が高く暑い時間は、プールや水遊びもしますね。それに加えて、様々な講習会やサマーキャンプに参加することもあるでしょう。体をたくさん動かすことや、夏ならではの体験をすることで、体力が付き、頑張りが効く子どもになります。
夏の経験は、子ども達に自信を与えます。それが、一番現れるのは「目」です。なぜ私の意識が「目」に行くかと言えば、それはたぶん、子ども達の顔が上がってくるからです。そうです!背筋がピンと伸びて、きちんと前と見ているので、しっかりと目が合うのです。そのようなことから「自信が付くと姿勢が良くなる」と強く感じます。
逆に目が合わないのは、自信のなさの現れです。これは大人も同じですよね。
「なかなか第一声が出ない」「声が小さくなる」も、自信がないことによることが多いです。
でも、ちょっと頑張ったら「声が出せるようになった!」、やってみたら「声を出すって気持ちいい」「みんなに聞いてもらうって楽しいな」こんな風に思う出来事があると、自信が付きます。
更に、苦手だったことを褒められるのは、相当に嬉しいはずです。
お子様自身が苦手としていることがあれば、それを克服させることで、一気にステップアップするきっかけを掴ませることができます。「自信がつく!」それには、もれなく「姿勢が良くなる」が付いてきますよ!
是非、夏の過ごし方を、今から考えておきましょう。