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『行事を丁寧に経験させる(父の日編)』

2023/06/15(木)
 今週末の6月18日は「父の日」です。
母の日に比べて、更にうっかりと忘れてしまうことが多いイベントですね。
5月の第2日曜日が「母の日」、6月の第3日曜日が「父の日」です。小さいお子さんがいらっしゃるご家庭では、「父親参観」として、園の行事に組み込まれていたり、お父様にプレゼントを作って持ち帰るので、忘れることはないかな?と思われます。
しかしながら、母の日のように ご家庭で改めて「お父様に感謝する」という特別なことはしていないかもしれません。

そこで、今回は「父の日」の行事について、お話していきます。

「父の日」の由来は、「母の日」と同様、アメリカから日本に伝わってきたと言われています。やはり戦争が関係あるエピソードですが、戦地から父親が帰ってきた矢先、母親が過労で倒れ、帰らぬ人となります。その後、男で1つで6人の兄弟を育て上げた父親に、彼の子ども達が「母に感謝する日だけでなく、父親にも感謝する日を作って欲しいと牧師に嘆願したのが「父の日」の始まりと言われています。

日本に伝わったのは、昭和25年頃ですが、日本に父の日が浸透してきたのは昭和56年『日本ファーザーズ・デイ委員会』が設立されてからです。『ベストファーザー賞』の発表が、父の日を盛り上げ、国民の注目を集めるきっかけになりました。

また、母の日に赤いカーネーションを贈るように、父の日は黄色いバラがシンボルになっています。これは日本独自の文化で、黄色には「幸福」「希望」「尊敬」の意味があり、『ベストファーザー賞』の正式名称『ベストファーザーイエローリボン賞』に因んでいるのかも知れません。

私の感覚から言えば、お父様にお花をプレゼントしても、それほど喜ばないような気がします。それよりも、お父様の存在を大切に思い、尊敬の念を込めて「いつもありがとう」の言葉を伝える方が嬉しいのではないでしょうか?

お母様のお仕事(家事)が、日常の生活の中で、子ども達に「見える」ことであるのに比べ、お父様のお仕事は見えないので、分かり難いですよね。普段、お父様がどんなお仕事をしているかを教えるきっかけにもなると思います。家族の為だけでなく、社会に役立つ、大勢の人の為に働いていることを、きちんと説明して差し上げると良いでしょう。

母の日は、お父様と内緒でお母様を喜ばせてあげましょう!とアドバイスをしましたので、今度は逆に、お母様とお子さんと秘密の計画を立てて、お父様にサプライズを仕掛けてあげましょう。
最近は、休日も全力で家族サービスをしているお父様が多いので、たまには、一人きりの静かな休日をプレゼントするのも有りかも知れません。