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『最初が肝心!環境が作る美しい言葉遣い』

2022/12/07(水)
 急に寒くなり、空気も乾燥していますね。風邪をひいているお子さんが増えてきました。皆様、大丈夫ですか?
私は毎日、1~2歳児の鼻を拭くのが、お仕事のようになっておりますよ。

さて、1~2歳児と言えば、言葉を獲得する時期ですね。日に日に、単語を獲得していく子ども達と関わっていると、急激に脳が発達していることが手に取るように感じられ、驚いたり喜んだり、羨ましく思ったり・・・と、こちらの感情もなかなかの忙しさです(笑)。

そんな子ども達に言葉を教える時、私が心掛けているのは、「始めから『正しい言葉』を教えてしまおう!」ということです。

例えば、幼児語である「ナイナイ」や「タッチ」、「ポイポイ」等の言葉は、生活に密着している為よく使いますが、必ず
「ナイナイね」+「片付けましょうね」
「タッチして」+「立ちましょう」
「ポイポイできるかな?」+「捨てられるかな?」
等の動詞を、重ねて言うようにしています。

本来なら、幼児語は必要ないかなぁ?とも思うのですが、1~2歳児に幼児と同じように話し掛けると、ちょっぴり冷たい感じになりますので、両方の言葉が繋がるように意識しています。

保育の現場やお母様との会話で、私がよく耳にするのは、お子様が話せる単語のみを、そのまま採用してしまっている大人の声です。

例えば、お子様が「ありがとう」を「アットゥ」と言えるようになった時、「ありがとうは?」と促す際に「アットゥは?」と使ってしまっています。お子様が発する言葉が可愛いのはわかりますし、嬉しいのも理解できますが、そのまま使い続けていては成長しませんね。発音はできなくても、正しい言い方をインプットしておくことができますので、きちんと「ありがとうございますは?」と教えるべきでしょう。

 自分の話で恐縮ではありますが、私は幼い時から、母に出掛ける時の挨拶は「行って参ります」と教わっていました。「いってきます」ではなく、「行って参ります」しか、知らなかったのです。ところが、小学校に行くようになり、お友達のお家の人に「行って参ります」というと、驚かれたり、褒められることが、何度もありました。「どうしてかな?」と思い、母に尋ねたところ「行って参りますは、目上の人に言う丁寧な言葉なのだから、それでいいの。あなたは、子どもなのだから、誰にでも『行って参ります』で合っているのよ」と言われました。今でも、そのことを思い出すと、正しく丁寧な挨拶を「当たり前」のこととして教えてくれた母に感謝しかありません。

ご挨拶は、正しく教えれば、ずっと大人になっても恥ずかしい思いをすることはありません。言葉遣いを作るのは環境です。そして習慣です。周りにいる大人が、正しい日本語、美しい言葉のシャワーを浴びせれば、子ども達は素直に、そのままのきれいな言葉を遣いながら大人になります。

どちらにしても、幼稚園や小学校に行ったら乱れた言葉を、たくさん覚えてきます。
でも、一番最初にインプットされた「基本の言葉」がきれいであれば、この先、大きく言葉が乱れることはありません。
お母様も、知らず知らずに使っている「間違った言葉ないか?」「もっときれいな言葉はないか?」を探してみると良いですね。

 おまけで、これは、ちょっと残念に思った話をしておきます💦

先日、子ども達に「好きなお料理は何ですか?」のインタビューをし、「どうしてそれが好きなのか」を聞いたところ、「だって~めっちゃ美味しいから」と答えたお子さんがいました。
確かに「めちゃめちゃ」や「めっちゃ」は、世間でよく使われており、周りの会話や、テレビからも自然に耳に入ってきます。いまや「とても」や「ものすごく」の言い方よりも、感情が乗るようにも思えますしね。

ただ、人前で話す時や、改まったシチュエーションで話す時には、ふさわしくない言い方であることを、きちんと教えて行かなければならないと思いました。

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