「空想ごっこ」

毎日、新型コロナウィルス感染拡大のニュースばかりで、気持ちが滅入りますね。幼児教室の講習会や通常授業も、中止になったり縮小されたりで、年長のお子様を持つお母様は、特に不安が募っていると思います。しかしながら、状況は皆同じです。今は感染しないことが一番大事なので、どうぞお気を付けくださいね。そして焦らずに、お家でできることを見つけて、日々を大切に過ごしましょう。

今回は、「空想ごっこ」を提案いたします。親子でいろいろなことを空想して、是非、笑って下さい。

面接でも聞かれることがありますが、例えば「魔法が使えたら何をしますか?」のような質問をして、考えさせ、お話する遊びです。あくまでも遊びです。面接練習にならないように、気を付けて下さいね。遊びにするには、一方的に問うのではなく、代わりばんこに発表することです。ご兄姉やお父様も、仲間に入ってもらえたら様々なアイディアが出そうですね。

ポイントは、子どもに戻って、子ども目線で考えることです。くだらないことを話して下さい。初めから、大人がお手本のような立派なことを話したら、お子さんは正解を探してしまい、答えられなくなります。空想なので、自由に発想すれば良いのです。得意なお子さんは、乗って来るとアイディアが溢れ出して来ますので、どんどん相槌をうって、聞いてあげましょう。

逆に、苦手なお子さんは、考え込んで黙ってしまうことが多いです。その場合は、少し範囲を狭めて差し上げると良いですね。例えば「お月様に行けたら何をしたい?」という質問でしたら「お月様には誰がいると思う?」「色はどんな?」「何をしてる?」「なんて声を掛ける?」とピンポイントで質問していきます。もちろん、お母様も交代でお答えして下さいね。

空想は、自分の頭の中に絵を描けるようになると、更に、イメージをすることが楽しくなりますので、考えたことを絵にしておくのも良いですね。そしてまた、その絵を見ながら説明ができるように復習したら、言語面も養えると思いませんか?一石二鳥どころか三鳥ですね(笑)。

空想が苦手なお子さんのお母様は、真面目で現実的な方が多いように思います。お母様が苦手だと自覚している時は、お父様に頼んで、お子さんとお母様も一緒に鍛えてもらいましょう。毎日、1つずつ空想ごっこをしたら、得意になること間違いなしです。苦手意識があっても、慣れたらだんだんに楽しくなって大好きになるでしょう。そして、頭の中に空想のスイッチを作りましょう。

どんなお題があるか、少し書き出してみます。「空を飛べたら」「虫や動物とお話できたら」「海の中を自由に動けたら」「透明人間になったら」「宇宙人(オバケ)に会ったら」「どこでもドアを持っていたら」「大きく(小さく)なれたら」「お父さん(お母さん)に変身出来たら」等 お題をお子さんと一緒に考えても良いですね!

その他、絵本の続きを考える方法もあります。「桃太郎が鬼退治をして宝物を持って帰った後」のお話を作ってみるのも面白いです。ポイントは、先ほども言いましたが、お母様も参加することです。子どもの発想は、無限です。是非、どんどん引き出して、一緒に楽しんで下さいね。

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